第2回「サイエンス・セミナー」を開催しました
AIFNオープンカレッジ(AOC)主催「サイエンス・セミナー・シリーズ 健康寿命を探求する ファイトケミカルス × マイクロバイオーム ―植物の力を活かす鍵とは―」 」を開催しました。

一般社団法人 国際栄養食品協会(AIFN)は、日本アムウェイ合同会社特別協賛のもと、「サイエンス・セミナー・シリーズ 健康寿命を探求する 【第2回】ファイトケミカルス × マイクロバイオーム ―植物の力を活かす鍵とは―」を10月16日(金)に日本アムウェイ合同会社 B1オーディトリアムにて開催しました。
【第2回】ファイトケミカルス × マイクロバイオーム ―植物の力を活かす鍵とは―」概要レポート
本プロジェクトは植物栄養と健康、生活習慣に関する最新の科学的知見を広く発信することで、人々の健康寿命延伸に貢献することを目的として発足しました。
2024年に開催した第1回サイエンス・セミナーでは、植物由来成分であるファイトケミカルスが持つ多様な可能性について最新の知見を紹介しました。第2回となる今回は、「私たちは、植物が持つ力を十分に活かせているのか」という問いを起点に、ファイトケミカルスと腸内マイクロバイオームとの相互作用に注目しました。健康寿命の延伸に向けた新たなアプローチとして、近年注目される個別化栄養(Personalized Nutrition)の可能性について議論を深めました。
冒頭で一般社団法人 国際栄養食品協会(AIFN)天ヶ瀬晴信より、「少子高齢化が進む中、健康寿命の延伸や生涯現役社会の実現に向け、科学的知見に基づき、コミュニティやグループでファイトケミカルスの有用性を活用しながら、健康的な生活習慣を実践することが鍵となります。今回のセミナーで世界トップレベルの教授陣による最新研究成果を学び、生活の質(QOL)向上に役立ててほしいです」と挨拶しました。

特別講演では、東北大学教授の宮澤陽夫博士が「植物栄養が支える健康寿命」をテーマに登壇。健康寿命の延伸が重要な社会課題となるなか、野菜や果物に含まれるファイトケミカルスをはじめとする植物栄養が健康維持に果たす役割について最新の知見を交えながら解説しました。また、「食ほど人類の暮らしの幸せの中核をなす根本的なものはありません」と述べ、日々の食生活の重要性を訴えました。

続いて、韓国の梨花女子大学のオラン・クォン博士は、実生活に近い食事環境で得られた研究成果をもとに、ファイトケミカルスの代謝と腸内マイクロバイオームとの関係を紹介しました。同じ食事を摂取しても、その変換能力には個人差があることを示し、その要因の一つとして腸内マイクロバイオームが重要な役割を果たしていることを解説。「植物の力」を最大限に活かす鍵として、その重要性を強調しました。

さらに、HEM Pharma CEOのチ・ヨセフ博士は、腸内マイクロバイオーム情報を活用したファイトケミカルス代謝能力の予測技術について紹介しました。独自の解析技術とAI・機械学習を組み合わせることで、一人ひとりの腸内環境に応じた栄養活用の可能性を可視化できることを示し、個々の特性に合わせた「個別化栄養」の実現に向けた展望を語りました。

最後に、天ヶ瀬理事長をファシリテーターとし、登壇者によるパネルディスカッションを実施。「『植物の力』を最大限に活かす未来」をテーマに、健康寿命の延伸に向けた新たなアプローチである「個別化栄養」の可能性について活発な議論が交わされました。AIの活用と科学者の知見を合わせることで、今後の個別化栄養が健康寿命の延伸に貢献していくことへ期待を寄せました。

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