AIFNの理事長である天ヶ瀬理事長監修のもと、米国国内の健康施策や行政・省庁等から発信された最新動向を日本語に翻訳したレポートの2025年版アーカイブです。
米国厚労省ニュース
米国厚労省ニュース2025年12月
トランプ政権下で米港の厚生行政がどのような推移を経ていくのか、ウォッチしてきておりますが、メディアで報道されているような施策もありながら、やるべきところには必要な対策を講じているようにも思えます。クリスマスの月なのであまりリリースが出ないかと思いましたが、年末にも関わらずそれなりに出ておりました。ベネズエラへの対処やグリーンランドを巡る発言など、直接保健衛生面の話題ではありませんが、今後も米国から目が離せない状況ですね。(天ヶ瀬)
<サマリー>
・CMS、全 50 州の農村医療強化に 500 億ドルの助成金支給を発表
・HHS、AI を活用した医療費削減とアメリカの健康回復に向けた情報提供依頼書(RFI)を発表
HHS は、規制、医療費償還、研究開発といった施策を駆使し、臨床ケアにおける AI の導入と活用を促進し、米国の医療制度を進化・推進
・FDA、日焼け止めの有効成分リストの拡大を提案
米国食品医薬品局(FDA)は本日、非処方薬局(O&D)における
広範な取り組みの一環として、日焼け止めのイノベーションを推進するための措置を講じると発表しました。FDA は、日焼け止めへの使用が認められている有効成分として、ベモトリジノールを追加することを提案しています。
米国厚労省ニュース2025年11月
11月度は、女性の健康関係が多いように思いました。また、特に食品に関係したものはなかったように思います。(天ヶ瀬)
<サマリー>
・ARPA-H、メンタルヘルス治療の最先端アプローチに投資
(国保健高等研究計画局(ARPA-H)は本日、新たな「行動健康における迅速な治療法のためのエビデンスに基づく検証とイノベーション(EVIDENT)」イニシアチブを通じて、メンタルヘルスと行動ヘルスの定量的評価尺度の構築に最大 1 億ドル(約 156 億円)を投資すると発表)
・FDA、致死的な肝障害の報告を受け、エレビディス(Elevidys)の新たな安全性警告と適応症の改訂を承認
(米国食品医薬品局(FDA)は本日、同社が提出した新たな添付文書の承認手続きを開始)
・HHS、女性の健康促進に取り組み、ホルモン補充療法に関する FDA の誤解を招く警告を削除
(米国保健福祉省(HHS)はホルモン補充療法(HRT)をめぐる20 年以上にわたる恐怖と誤情報を受け、米国食品医薬品局(FDA)は更年期障害治療薬 HRT 製品から広範な「ブラックボックス」警告を削除する作業を開始。またFDAはプレマリン(結合型エストロゲン)のジェネリック医薬品の承認と更年期に伴うホットフラッシュなどの中等度から重度の血管運動症状に対する非ホルモン療法の承認を行った。)
・FDA、ボトックスおよび関連製品の違法販売について企業に警告
(未承認および偽装表示のボツリヌス毒素製品(一般にボトックスと呼ばれる)を違法に販売しているウェブサイトの所有者に対し、18 通の警告書を発行)
FDA、未承認のフッ化物含有医薬品から子供たちを守る措置
(3 歳未満の小児、または虫歯リスクが低または中等度の小児向けにラベル表示されている未承認のフッ化物含有経口薬を販売している企業に対し、執
行措置を講じる意向を表明する通知を4社に送付)
米国厚労省ニュース2025年10月
米国政府の予算が通らず、PubMedなど政府機関発行の情報もUpdateされていないので、厚生省ニュースリリースも発出されないのかなと思っておりましたら、かなり数は少なくなっていますが、一応いくつか発出はされているようです。(天ヶ瀬)
<サマリー>
・FDA、バイオシミラー開発の加速と医薬品コストの削減に着手
・HHS、AI を活用した小児がん研究への資金を倍増
・米国教育省と米国保健福祉省、ミネソタ州がタイトル IX に違反していると認定
・コミュニティ生活局、アメリカを再び健康に:アジェンダ推進のため 6,000 万ドル(約92億円)を交付
米国厚労省ニュース2025年9月
米国政府(HHS、FDA、USDA)は現政権下で長官も代わり、「アメリカを再び健康に」という目標の達成に向けて、NIHやFDAなどの政策の方向性もこれまでと比べて大きく変わってきていると感じます。人種政策や膨大な個人情報の取り扱いなどに大きな変革が行われています。このうち最近のニュースリリースの食品関係について要約します。乳幼児や子供の健康に関する案件が先行しており、着色料や添加物の変更が先行しています。食品関係を抜粋、詳しくは該当ニュースリリースを読まれたし。7月は大変件数が多かったようです。100日間というのは新政権の区切りで、この間の成果や功績が評価対象なので多くなった可能性もあるようです。(天ヶ瀬)
<サマリー>
・米国保健福祉省(HHS)人権局、ハーバード大学を停止・除外手続きに付託人権局、公共利益保護のためハーバード大学の連邦資金受給資格停止を勧告
・ケネディ長官、国立がん研究所所長にアンソニー・レタイ氏を任命
・HHS、Head Start プログラムへの栄養支援予算を 6,190 万ドル(約 92 億円)増額し、子どもと家族のための栄養サービスを拡大
・トランプ大統領とケネディ長官、自閉症流行に立ち向かうための大胆な対策を発表
・予防接種諮問委員会(ACIP) 、COVID-19 ワクチン接種を個人の判断に委ねることを推奨
・米国保健福祉省(HHS)と食品医薬品局(FDA)が、医薬品広告における安全情報開示の徹底を義務付ける方針を発表
・MAHA 委員会、子供たちの健康回復のための包括的戦略を発表
米国厚生省ニュース2025年8月
ケネディ長官の下、ワクチンに対する態度や方針が大きく変わっています 。 前月の内容を踏襲し進捗を述べるものも多いです 。
<サマリー>
・トランプ政権、46 の州と準州に対し、性教育教材からジェンダーイデオロギーに関する内容を削除するよう通知
・公衆衛生分野での勝利が全米に広がる中、保健福祉省(HHS)が「MAHA in Action」トラッカーを発表
(「MAHA in Action」で米国の食品供給から石油由来の着色料や有害添加物を除去すること、安全性データが不明なままの化学物質が食品に混入することを許容する GRAS(一般用医薬品基準)の抜け穴を塞ぐことが取り上げられています。)
・HHS、BARDA(生物医学先端研究開発局)による mRNA ワクチン開発を段階的に縮小
・ケネディ長官、ナショナル・モールで開催された「アメリカを再び健康にする」(MAHA)で SNAP(補足栄養支援プログラム)からジャンクフードを除外する州の増加を祝福
(糖尿病、肥満、その他の慢性疾患による苦しみを大幅に減らし、 「アメリカを再び健康にする」という目標の推進のため、SNAP(補足栄養支援プログラム)からジャンクフード(ソーダやキャンディーなどのアメリカにおける糖尿病や慢性疾患の蔓延を助長する製品)を除外する州が 6 つに広がったことを報告しています。)
